街に生きた伝説の洋画家
佐伯祐三

およそ100年前、大阪、東京、パリの3つの街に生き、短くも鮮烈な生涯を終えた画家、佐伯祐三(1898-1928)。1924年に初めてパリへ渡ってからわずか4年余りの凝縮された画業の中で、石造りの街並みを荒々しく重厚な筆致で描く作風や、軽やかで繊細な線で画面を埋め尽くす独自の画風に到達しました。私たちは、佐伯の絵画に向き合う時、風景に対峙する画家の眼、筆を走らせる画家の身体を強く想起させられます。それゆえその作品はしばしば、画家自身を映したものー自画像にたとえられます。本展では、佐伯が描いた「東京」「大阪」「パリ」の3つの街に注目し、画家が自らの表現を獲得する過程に迫ります。


展覧会には、日本最大級の質と量を誇る大阪中之島美術館の佐伯祐三コレクションを中心に、画家の代表作が一堂に集結。展覧会初出品となる作品も出展されます。15年ぶりの大回顧展となる本展が、佐伯芸術の魅力を再発見する機会となることでしょう。

佐伯祐三》

佐伯祐三

お知らせ

2022/12/20

公式ホームページをリニューアルしました。

2022/10/16

公式ホームページを公開しました。


お知らせ(一覧)

各会場のみどころ

東京会場

東京ステーションギャラリー(入口)

東京では18年ぶりに開催される佐伯祐三の本格的な回顧展。会場の東京ステーションギャラリーは、佐伯と同時代の1914年に創建された東京駅丸の内駅舎内にあり、当時のレンガ壁がそのまま展示室の空間に生かされています。パリの石造りの建物と重厚な壁に魅了された佐伯の作品を味わうのに、誠にふさわしい空間だといえます。

大阪会場

大阪中之島美術館

日本最大の佐伯祐三コレクションを有する大阪中之島美術館で、待望の回顧展を開催します。大阪中之島美術館の構想は、1983年に実業家・山本發次郎の旧蔵品が寄贈されたことからスタートしました。その山本發次郎コレクションの中心を成すのが、佐伯祐三の作品群です。大阪中之島美術館は、山本旧蔵の作品を核に、現在では約60点の佐伯作品を所蔵しています。本展は佐伯の"本拠地"で開催される、大回顧展となります。

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